個人的な萌えの吐き出し場所
平成スナムーの文。
原型のつもりで書いたけど、なんとなく擬人化に思えなくもないです。
少しだけ内容ピンクかもそうでもないかも。
最近文なんてまともに書いてなかったので文章がおかしいかもしれませんが目をつむってやってください。
追記からどうぞ
原型のつもりで書いたけど、なんとなく擬人化に思えなくもないです。
少しだけ内容ピンクかもそうでもないかも。
最近文なんてまともに書いてなかったので文章がおかしいかもしれませんが目をつむってやってください。
追記からどうぞ
「ふう・・・」
テントで横になり、一息つく。
今日も一日、ムーミンたちと一緒に遊んだ。
・・・遊んだというよりは、付き合わされたというべきかな。
食材のストックがあまり無かったから僕は釣りをしていたけれど、ムーミン達は僕の釣りの様子を伺ったり少しちょっかいをかけてきたり。
かと思えばフローレンが貝殻を探しに行きたいと言って海辺の方まで引っ張られたり。
スニフが宝石を探しに行きたいと、僕に宝石のある場所について探りを入れてきたり。
楽しかったのと同時にとても騒がしかった。
もちろん、良い意味で。
帽子を顔にのせて目を伏せれば、川のせせらぎの音だけが僕の世界になる。
その水音は、ムーミン谷の人々を表してるかのように穏やかで、優しく澄んでいる。
今日も何事も無くゆっくりと眠気に誘われることができそうだ。
・・・さっきから聞こえてくる可愛らしい足音がテントを過ぎて行けば、の話だけれど。
足音は僕のテントの前でぴたりと止み、少しだけ布が擦れた音がしたあと聞き慣れた声が聞こえた。
「・・・スナフキン、起きてる?」
やれやれ、今日もゆっくり眠れないかもしれない。
「起きてるよ、ムーミン」
帽子をずらしてテントの入り口に顔を向ければ、少しだけ嬉しそうな顔をしたムーミンが視界に飛び込んできた。
「やっぱり起きてたんだね、スナフキン」
「今日はどうしたんだい?
もう夜も遅いだろ」
「んー・・・」
言いよどみながらムーミンは僕に抱き着いてくる
「・・・パパ達には内緒で来たの?」
「うん。スナフキンにどうしても聞きたいことがあってさ」
「明日でもいいんじゃないのか?
もう夜も遅いよ」
そう問えば、青と目が合う。
どこまでも澄んでいてまるで汚れを知らないビー玉のように綺麗。
それでいて、ランプの灯りしかない夜の空気に包まれたそれは春の月明かりに照らされた小さな池のように深く暖かい。
「今じゃなきゃだめなんだ」
「夜風は身体に毒だよ。
どう、君のベッドにお邪魔しちゃいけないかな?」
「・・・スナフキンが言ったら変な意味で聞こえるんだけどなあ」
「心外だなぁ、そんなことはないと思うんだけどね」
僕だけならばテントでも別に構わないのだけれど、いくら春で暖かくなってきているとはいえ頑丈な家ではなく布一枚だけしかない場所で一夜を過ごしでもしたら、彼は体調を崩してしまうかもしれないから。
「・・・僕、スナフキンのテントで寝たい」
「だぁめ。ムーミン、君は寒さに弱いだろう?」
そう言えば少しむっとしたような表情を作ったムーミンの耳元で、僕はこう囁く。
「・・・ムーミン?意識してもらってないかもしれないけど、僕も男なんだ」
「だから?」
「襲われたくなかったらムーミン屋敷に戻ることだよ。
今ならまだ間に合う」
僕は我慢は強い方だと自負しているけれど。
恋しい彼と二人きり、しかも無防備に隣で寝顔なんて見せられたら、僕の理性もいよいよプツンと音をたてて切れてしまうかもしれない。
今の清い関係が崩れるのに怯える僕はなんて臆病者なんだろう。
「・・・じゃあスナフキンは、いつか僕を襲ってくれるの?」
「っ、え」
「僕が大人になったら、スナフキンは襲ってくれるんだね」
「いや、誰もそんなことは・・・」
僕がそこまで言うと、ムーミンはすっと立ち上がってテントの入り口である布をめくる。
ムーミン屋敷に帰るつもりなんだろうか。
「僕、待ってる」
それだけ言い残し、ムーミンは僕のテントから出てムーミン屋敷に続く橋を渡っていった。
「・・・待ってる、かぁ」
これはムーミンにもそういった意思があると見ていいのだろうか。
いいや、彼のことだ。
知らないことを知ろうとする子供特有の好奇心に身を任せている可能性だってある。
「・・・月が、綺麗だな」
彼の部屋の窓から見たらきっと、テントから覗くよりもずっとロマンチックなことだろう。
「お邪魔しに行こうかな」
もちろんムーミンのご要望に応えるつもりは毛頭ない。
僕は臆病者だって今自覚したんだもの。
きっとムーミンに旅の間の話を聞かせる夜になる。
結局僕はゆっくり眠れないようだ。
テントで横になり、一息つく。
今日も一日、ムーミンたちと一緒に遊んだ。
・・・遊んだというよりは、付き合わされたというべきかな。
食材のストックがあまり無かったから僕は釣りをしていたけれど、ムーミン達は僕の釣りの様子を伺ったり少しちょっかいをかけてきたり。
かと思えばフローレンが貝殻を探しに行きたいと言って海辺の方まで引っ張られたり。
スニフが宝石を探しに行きたいと、僕に宝石のある場所について探りを入れてきたり。
楽しかったのと同時にとても騒がしかった。
もちろん、良い意味で。
帽子を顔にのせて目を伏せれば、川のせせらぎの音だけが僕の世界になる。
その水音は、ムーミン谷の人々を表してるかのように穏やかで、優しく澄んでいる。
今日も何事も無くゆっくりと眠気に誘われることができそうだ。
・・・さっきから聞こえてくる可愛らしい足音がテントを過ぎて行けば、の話だけれど。
足音は僕のテントの前でぴたりと止み、少しだけ布が擦れた音がしたあと聞き慣れた声が聞こえた。
「・・・スナフキン、起きてる?」
やれやれ、今日もゆっくり眠れないかもしれない。
「起きてるよ、ムーミン」
帽子をずらしてテントの入り口に顔を向ければ、少しだけ嬉しそうな顔をしたムーミンが視界に飛び込んできた。
「やっぱり起きてたんだね、スナフキン」
「今日はどうしたんだい?
もう夜も遅いだろ」
「んー・・・」
言いよどみながらムーミンは僕に抱き着いてくる
「・・・パパ達には内緒で来たの?」
「うん。スナフキンにどうしても聞きたいことがあってさ」
「明日でもいいんじゃないのか?
もう夜も遅いよ」
そう問えば、青と目が合う。
どこまでも澄んでいてまるで汚れを知らないビー玉のように綺麗。
それでいて、ランプの灯りしかない夜の空気に包まれたそれは春の月明かりに照らされた小さな池のように深く暖かい。
「今じゃなきゃだめなんだ」
「夜風は身体に毒だよ。
どう、君のベッドにお邪魔しちゃいけないかな?」
「・・・スナフキンが言ったら変な意味で聞こえるんだけどなあ」
「心外だなぁ、そんなことはないと思うんだけどね」
僕だけならばテントでも別に構わないのだけれど、いくら春で暖かくなってきているとはいえ頑丈な家ではなく布一枚だけしかない場所で一夜を過ごしでもしたら、彼は体調を崩してしまうかもしれないから。
「・・・僕、スナフキンのテントで寝たい」
「だぁめ。ムーミン、君は寒さに弱いだろう?」
そう言えば少しむっとしたような表情を作ったムーミンの耳元で、僕はこう囁く。
「・・・ムーミン?意識してもらってないかもしれないけど、僕も男なんだ」
「だから?」
「襲われたくなかったらムーミン屋敷に戻ることだよ。
今ならまだ間に合う」
僕は我慢は強い方だと自負しているけれど。
恋しい彼と二人きり、しかも無防備に隣で寝顔なんて見せられたら、僕の理性もいよいよプツンと音をたてて切れてしまうかもしれない。
今の清い関係が崩れるのに怯える僕はなんて臆病者なんだろう。
「・・・じゃあスナフキンは、いつか僕を襲ってくれるの?」
「っ、え」
「僕が大人になったら、スナフキンは襲ってくれるんだね」
「いや、誰もそんなことは・・・」
僕がそこまで言うと、ムーミンはすっと立ち上がってテントの入り口である布をめくる。
ムーミン屋敷に帰るつもりなんだろうか。
「僕、待ってる」
それだけ言い残し、ムーミンは僕のテントから出てムーミン屋敷に続く橋を渡っていった。
「・・・待ってる、かぁ」
これはムーミンにもそういった意思があると見ていいのだろうか。
いいや、彼のことだ。
知らないことを知ろうとする子供特有の好奇心に身を任せている可能性だってある。
「・・・月が、綺麗だな」
彼の部屋の窓から見たらきっと、テントから覗くよりもずっとロマンチックなことだろう。
「お邪魔しに行こうかな」
もちろんムーミンのご要望に応えるつもりは毛頭ない。
僕は臆病者だって今自覚したんだもの。
きっとムーミンに旅の間の話を聞かせる夜になる。
結局僕はゆっくり眠れないようだ。
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